ワークショップの ため執筆停止。
研究室ゼミ。 その他ばたばた。
邪頭な一日であった。
朝から「題名のない音楽会」でザ・クレイトン=ハミルトン・邪頭・オーケストラ が出演していてテレビに釘付けになった。 ドラムがジェフ・ハミルトンだと、どんなCDでもつい手を出してしまうほどの ファンである。 今日のテレビではわかりにくいが、この人のドラムを聴くと、「あんたは偉い」と 思わずつぶやいてしまう。
番組が終わって朝日新聞を広げると、なぜか三面に本田竹広の記事が載っている。 大学生になって初めて彼の生演奏を体験した時に、本人に向かって「自分はもう 死んでもよい」と言ったのが、私の邪頭道の始まりである。 本田竹広には「大げさな」と笑われたことを記憶している。
午後からは娘を連れて、クリストファー・ハーディ&新谷祥子パーカッションデュオ の演奏を見に行く。 インパクトのある演奏というわけではないが、それなりに楽しめた。 ただし、会場で「スペイン」や「アフロブルー」などの曲を知っている人がどれほど いたかは少し疑問である。
先週、酷評したばかりのブランフォード・マルサリス・カルテットが、いきなり やってくれた。 "Coltrane's A Love Supreme Live in Amsterdam"のDVDを入手して鑑賞する。 これぞ私が求めていたものである。 私は映画やドラマを見ても絶対に泣かないが、彼らの止むに止まれぬ演奏衝動 を目の当たりにすると、思わず目頭が熱くなってきた。 どうしてここまで極限を追求できるのだろうか。
小学校の学習発表会とかで、朝の8時半から「おばけじぞう」という一年生の 劇を見る。 少し吉本風である。 終わってすぐ家に戻り、最近読んでいる論文の計算のフォローを続ける。 計算力は落ちてしまうが、やぱりMathematicaは助かる。
夕方に出かけて、明日、南大沢で行われるクリストファー・ハーディ&新谷祥子 パーカッションデュオのチケットを購入。 昨日が結婚10周年に当たる日だったので、夜は家族で外食をした。 娘に10年前は自分がどこにいたと思うかと聞くと、お母さんのお腹の中と 答えていた。 たぶんそうなのだろう。
ようやく体調がすっきりとしてきた。 今回の風邪はかなり長引いた。 しばらく勉強のために引きこもりたいところだが、ワークショップが10日後に 迫っているので、あれこれと対応。 参加者のネット接続のために、会場内に無線ルータを立てることにした。 買いに行く。
注文していた新しいパソコン2台が到着。 夕方に統計力学の講義。
午前中は引きこもって勉強中。 午後に来客あり。 夕食までご一緒する。
「東京未来塾」を ご存知ですか? 何事も基礎があっての応用や実践だと思います。
午前中に量子力学の講義。 まだ咳が残る。
推薦入試関係の仕事。 久しぶりに腹を抱えて笑う出来事あり。 院生のWitten本ゼミ。
声は7割復帰。 研究室ゼミ。 昼食後に、最近、気になっていることを研究室内で聞いてもらう。 夜は院生の飲み会に顔を出す。 まだ体調が完全ではないので、無理をせずに途中で帰宅。
小声は出るようになってきた。
少し前に入手したブランフォード・マルサリス・カルテットの新作"Eternal" (marsalis music)を改めて聴いてみた。 前作の"Romare Bearden Revealed"はつまらなかったので、なんとか汚名を 挽回して欲しいところ。 今回は全曲バラードのなかなか充実した内容で、曲もまずまずモダン。 とは言え、このカルテットへの期待は大きいだけに、もう少し爆発的な演奏が 聞きたかった。
声がほとんど出ない。 咳も続いて不調。 考えてみれば、先週まで三週連続で日曜出勤であった。 きちんと休養をとらないとまずい気がする。 一週間分のメイルに対応したり、その他の作業をぼちぼち。
夜はe.s.t.とナンシー・ウィルソンのDVDを見て過ごす。 e.s.t.は曲が単調なので退屈。
また咳が出始めた。 修理に出していたMURAMASA君は、ハードディスクのケーブルの取り付けを 修正しただけで回復した。 無料。 ハードディスクの中身が消えなくてよかった。 昼前に別の作業を一つこなす。
午後からは、「化学コロキウム」と統計力学の二つの講義を続けて行う。 化学コロキウムの方は「ソフトマターの物理化学」というタイトルの 一回もの講義で、簡単なデモ実験をいくつか用意しておいた。 気分はすっかり「米村でんじろう,闇」である。 まあ、学生もそれなりに楽しんでくれただろう。
統計力学の講義では高分子のエントロピーを解説。 学生は不思議そうな顔をしていた。 二つの講義が終わってから、もう一発作業。 すべて終わってから、缶ビールを買ってきて関係者で乾杯。 声がかすれて出なくなった。
再び喉が痛くなり、風邪っぽい。 久しぶりに論文を読んだりして、自分で考える時間を作ったが、あまり 効率はよくなかった。 ある方面の研究が、少なくとも実験的にはやり尽くされていることを知って驚いた。 十年前に自分が狙っていたことそのものなので、悲しいやら嬉しいやら。 でも、やはりきちんと形にするのは立派なことである。
量子力学の講義。 学生は真面目に聞いているので、授業は進め易い。 夕方に院生のWiiten本ゼミ。 インクジェットプリンタの紙詰まりを直していたら、プリンタ自体を破壊して しまった。 パソコン二台注文。
一晩寝て体調は回復。
午前中に情報処理システム運営室会議に出席する。 半年前から、都立大のWWWサーバーのロボット検索拒否を解除するように 主張しているのだが、賛成してくれる人もいる一方で、それならば独自に サーバーを立ち上げろという人が必ずいて、まったく議論が収束しない。
本来、人目に触れてはいけない情報が、ロボット検索を許すと引っ掛かり 易くなるので危険だとのこと。 しかし、これでは本末転倒だと思う。 この議論はもう嫌になってきた。 と言うより、この日記はとっくに別のサーバーに移してしまったので、あまり 関心がなくなってしまった。
夜は学生と一緒に「車屋」の蕎麦を食べに行く。
研究室ゼミ。 風邪はほとんど治ったがはずだが、今日は再び体調がすっきりしない。 体はともかく、最近、なにかとばたばたとして、落ち着いて物事を考えて いないのが精神的な悩みである。
大学院入試の面接試験。 夕方に買い物。
今頃に大学院入試をしている都立大。 その関係。 溜まっていたメイルにひたすら返信することの夜。 このままメイルを書き続けて死ぬのだろうか。
統計力学の講義。
せっせと作業。
家族で大学祭を見に行く。 数学科のオープンラボでやっていた、針金を使った石鹸膜による極小曲面 のデモが面白かった。 そこにはトポロジーの専門家がいて、曲面についていろいろと教えてもらった のが有り難かった。 数学の専門家には畏敬の念が沸く。
熱は出ていないので、ほそぼそと仕事をする。 咳がやや苦しい。 院生のWiiten本ゼミ。
風邪で不調。 今日は大学際のため、研究室セミナーが休みで助かった。
2004年1月〜2月:
ケンブリッジ滞在篇
2002年8月:
リーズ滞在篇
1998年12月〜2000年3月:
不安なイスラエル日記