邪頭(じゃず)的日記
2003年3月


3月31日(月)

物理学会最終日。 頑張って朝一番の発表から出席。 疲労の蓄積で、だんだんと目の奥が痛くなる。 おまけに寝違えたせいで、時々背中に激痛が走る。 急には姿勢が変えられない。 這う這うの体で夕方に帰京。 新幹線車中ではほとんど気を失う。

栄養補給のため、新宿のタワーレコーズで

を入手。 満員の京王線で汗をびっしょり掻いて顔面蒼白。

それでも、帰宅して元気な娘の顔を見れば見事に意識回復。


3月30日(日)

物理学会三日目。 午前中はホテルで休息。 吉野家で牛丼。 午後から学会に出席。 飲み会。 深夜のモスバーガー。 ホテルに着いたのは12時過ぎ。 とことん疲労。


3月29日(土)

物理学会二日目。 学生と自分の発表。 飲み会。 ラーメン。 12時にホテルに戻る。 さらなる疲労。


3月28日(金)

物理学会初日。 睡眠不足。 インフォーマルミーティング。 田中豊一シンポジウム。 飲み会。 ラーメン。 12時過ぎにホテル到着。 まずは疲労。


3月27日(木)

夜に仙台へ移動。 仙台駅を出たところで、たまたま知人に呼び止められ、 さっそく牛タンを食べに行く。 今日のところはあまり無理をせず、お茶を飲んでホテルに戻る。 と言っても、すでに23時半を過ぎる。


3月26日(水)

論文書き。 学会前の悪あがき。


3月25日(火)

卒業式。 昼休みに卒業する学生と一緒にを写真撮影をする。 夜は謝恩会に出席。 二次会にも顔を出して23時に帰宅。 三宅君の鍋はうまかった。


3月24日(月)

院生による物理学会の発表の練習。 不機嫌な一日。


3月23日(日)

ヴァージンシネマズ南大沢にて、 「ドラえもん・のび太とふしぎ風使い」と「パーマン」を鑑賞。 あっ、もちろん娘と一緒です。

パーマン4号(パーやん)がジャイアンとかぶって強烈な違和感が。


3月22日(土)

7時に起床して、ツォリを南大沢駅まで見送る。 昨日、ツォリとタイニュールは「正午に都庁の最上階」という 結構アバウトな打ち合わせで、無事に会えたそうだ。 もちろん二人とも新宿は初めて。 その後、上野、皇居を見てきたらしい。

家人がひどい風邪で、娘の喘息の薬も切れてきたので、 二人を車に乗せて、それぞれの病院へ連れていく。 休み明けで病院は大混雑で、帰宅したのは2時を過ぎていた。

家人を待っている間に、南大沢図書館で登録の手続きをして、

を借りる。 しばらくは使えそう。
3月21日(金)

先日の修士論文発表会で優秀賞を取得した学生に、 来週の謝恩会の場で渡す表彰状を作製する。 だいたい自分で賞状などもらったことなどないものだから、 まともな書き方が分からず、思わず冒頭に「表賞状」と書きそうに なったほどである。 ワープロでうまく漢字変換されなくて、ようやく気付いたという おそまつぶりである。


3月20日(木)

午前中はツォリと議論。 昼食を食べて生産研へ向かう。 車中で最近のツォリの仕事を聞かせてもらう。

生産研ですでに田中研に来ていたタイニュールとも面会。 まずタイニュールがデプリーションの話をして、 後半にツォリがブロックにおける電場効果について話す。 タイニュールの内容は、実際に何をやっているのかよく分からない のでやや不満。 ツォリの内容はおよそ知っていたこともあって、聞きやすかった。

夜は東北沢にて、総勢9名でわいわいがやがや。 日本サイドには落研出身者が一人いて、結構盛り上がる。 オランダ人のタイニュールに、私が個人的に ファン・デル・ワールスの生涯に関心を持っていることを 伝えたら、英語で書かれた伝記を教えてくれることになった。


3月19日(水)

午後からヨアフ・ツォリが都立大来訪。 南大沢駅にて3年振りに再会。

私がイスラエルにいた頃には、まだあまり自信のなさそうな 学生だったが、無事に学位を取得して、今はESPCIでポスドクと して頑張っている。 すぐ近くにド・ジャン、ライブラー、プロー、ジョアニー、 アジダリらがいるというのだから、全く恵まれた研究環境だ。

夜はツォリを自宅に招いて、娘の誕生日のお祝いを兼ねた夕食を 共にする。 遅くまで話し込む。


3月18日(火)

同じ化学科のスタッフがこの日記を読んで、わざわざakikoの最近の インタビュー記事を切り抜いて持ってきてくれたのは、嬉しいやら、 申し訳ないやら、恥ずかしいやらである。 早速、お礼に彼女のCDを聴いていただくことにした。 一体、自分は何をやっているのかしら。

弾性チューブの変形でちょっとした思いつきがあって、久しぶりに まともに頭を使った。


3月17日(月)

昼からネットワークが復活して、各方面に対応する。 荷電脂質の論文を修正して、レフリーへの返事も書く。 少し肩の荷が降りる。

NHKで再放送した「江夏の21球」はつい最後まで見てしまった。 広島育ちのカープファンとして、あの時の感激を超える体験は 残念ながらまだない。 それにしても、その後、江夏は逮捕されるし、野村はサッチーがらみ でプロ野球界から追放されるし、古葉は広島市長選で落選するし、 皆さんロクなことがありませんね。


3月16日(日)

今日もメイルが来ないので快適。 (しかし後になって他人に迷惑をかけていたことが判明する。)

ジョシュア・レッドマンの"Mood Swing"(Warner Bros.)でも ブラッド・メルドーがピアノを弾いている。 もうこうなったら彼のCDは全部押さえるしかあるまい。 それもあと一歩でできそうだ。


3月15日(土)

再び大学のネットワークが停止されて、昼からメイルが使えない。 不便であることは間違いないが、週末にメイルが追っかけてこない ことによって、ずいぶんと精神的に休まることに気付いた。


3月14日(金)

お茶大で液晶複合系の研究会に出席。 今週は同じ顔ぶれに何度も遭遇し、一緒に飲む。 この状態は学会まで続きそうだ。


3月13日(木)

「つらい仕事」は意外とあっさり終わる。 花粉症の調子が悪かったので薬を服用したら、午後は強烈に 眠くなり、会議でつい居眠りをしてしまう。


3月12日(水)

来客あり。 日記を書く時間なし。


3月11日(火)

予定して いたツォリの セミナーは3月20日に生産研で行うことに変更する。 お間違えなく。


3月10日(月)

お茶大でソフトマターのワークショップ。 ランジュバンとケレの話はどちらもよかった。 彼ら自身が本当に面白いと思って実験しているのが強みである。 フランス人のソフトマター研究者にとって、ド・ジャンの 精神的支えは大きい。


3月9日(日)

明日の研究会は英語で発表しなければいけないので、 今からなんとなくブルーである。

ジョシュア・レッドマンの"Timeless Tales (For Changing Times)" (Warner Bros.)を中古で入手。 これもブラッド・メルドーがお目当。


3月8日(土)

10日にお茶大である研究会の準備をする。 先延ばしにすると危ない予感がするので、学会の準備も始めておく。


3月7日(金)

昨日は何も口にしなかったので、どうにも体に力が入らないが、 休めない会議が二つあったので出勤。 我ながら、今週は一体何をしていたのかしら。 こういう時に学生が研究を進めてくれると本当に助かる。

秋に徳島で開催される「コロイドおよび界面化学討論会」において、 サフラン先生が"Lectureship Award"を受賞することになった。 我が事のように嬉しく思う。 東京でのセミナーもお願いすることになろう。


3月6日(木)

伏す。


3月5日(水)

卒研発表会。研究室の追い出しコンパ。

帰宅後、嘔吐および下痢でダウン。


3月4日(火)

修論発表会二日目。

"akiko's holiday" (Verwe)の感想。 二作目の"hip pop bob"よりは良いが、一作目の"Girl Talk"には及ばず。 歌声にデビュー時のようなのびやかさが感じられないのが 最大の不満。 ぼそぼそと歌うのは似合わない。 カッコイイ邪頭を意識して、アレンジが凝り過ぎているのも どうかと思う(特に後半)。 ストレート勝負で充分なのに。

ここまで書いたら誰も聴きたくなるかもしれないが、 期待が大きかったので仕方がない。 もちろん一聴の価値はあります。 ベストは"Come Rain or Come Shine"かな。


3月3日(月)

修論発表会初日。 カリキュラム関係の仕事も今週が大詰めである。

娘が今日からピアノを習い始める。 本人が気まぐれを起こさないように、女の子にとって 2003年3月3日3時にレッスンを開始することが いかに特別であるかを言い聞かせて、先週から気分を 盛り上げていた。

実際、昨晩から今日にかけては、本人よりも私の方が落ち 着きを欠いていたかもしれない。 帰宅してレッスンが無事に終わったことを聞いて、なんとも 嬉しい気分になった。 自分できなかったことを子供にやらせる親の気持ちとは こういうものか。


3月2日(日)

2月26日に発売されたakikoの三作目"akiko's holiday" (Verwe)の 感想を、まだこの日記に書いていないことに気付いた人はいるだろうか。 いるはずがない。 ただいま試聴中。


3月1日(土)

今週の後半は疲れたよ。 それでも午後から、雨が降りしきる中、カリキュラムの仕事 をしに出勤。 週末にくたばりつつ雑用をしているようでは、一体、いつどこで 創造的な仕事をすればよいのかしら。

でも本当にしんどいのは来週からだろう。 3月はすでに予定でびっしりだ。


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2002年8月: リーズ滞在篇
1998年12月〜2000年3月: 不安なイスラエル日記


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